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講師紹介

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松本直美 Dr Naomi Matsumoto
講義担当
京都市出身。愛知県立芸術大学音楽学部声楽専攻卒。ロンドン・トリニティ音楽大学大学院声楽科修了、同音大演奏家ディプロマ取得。声楽をイアン・パートリッジ、テレサ・カーヒルに、古楽演奏法を故ロバート・スペンサー、マーク・デラーに師事。声楽家として演奏活動後、音楽学研究を始め、2000年ロンドン大学ゴールドスミス校音楽学部大学院修士課程歴史的音楽学科をディスティンクションを得て首席修了。2005年、論文「The Operatic Mad Scene: its Origins and Early Development up to c.1700」に対して同大学より博士号授与。17世紀英伊声楽曲の研究でこれまでにOverseas Research Scheme Award, British Federation of Women Graduates National Award, Gladys Krieble Delmas Foundation British Award受賞。近年は研究を拡大し、初期近代オペラ、19世紀ベルカントオペラ、20世紀初頭東洋におけるイタリア・フランスオペラ受容史などをテーマとする論文を多数発表している。また、国際、学際的プロジェクトのコーディネーターとしても活発に活動し、ダイワ日英基金賞(2012年)、JSPS在英研究者シンポジウム賞(2013年)などを受賞。国際バロック音楽学会をはじめ多数の国際学会で論文を発表するほか『Estetica: studi e ricerchi』『Ad parnassum』『Word and Music Studies』『臨床精神医学』『音楽学』などに寄稿。編著に『Staging Verdi and Wagner』(Brepols社 2015年)、共編著に『自然学~来るべき美学のために』(ナカニシヤ、2014年)、『Music as Heritage: Historical and Ethnographic Perspectives』(Routledge社、2018年)などがある。初演以降忘れさられた17世紀イタリアオペラ作品の復興にも力を入れており、P.A.ツィアーニ作曲Le fortune di Rodope e Damira(2011年10月伊丹アイフォニックホール、VIVAVAオペラにより現代初演)、作曲者不明L'Ospedale(2015年11月ロンドン・ウィルトンミュージックホール、Solomon's Knotにより現代初演)の楽譜校訂、アドバイザーを勤めた。L'Ospedale復興上演は2019年にDVD化され、販売されている。現在、ロンドン大学ゴールドスミス校音楽学部上級講師として、音楽史概説、オペラ史、演奏史、楽譜校訂史などの講義を担当している。英国高等教育アカデミー上級フェロー、王立芸術協会フェロー、日本音楽学会、The Society for Seventeenth Century Music (USA)、Royal Musical Association (UK)各会員。1996年よりロンドン在住。
 
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